雷鳴轟く武勇伝「Thunderbolt Fantasy」!※ネタバレあり

台湾で「知らない人間はいない」と言わしめる知名度を誇る人形演劇『布袋劇(プータイシー)』。
その布袋劇を日本に広めるべく、鬼才・虚淵玄さんが陣頭に立って台湾布袋劇の制作会社「霹靂國際多媒體股份有限公司(略称:霹靂社)」と製作した作品こそ『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀(略称:サンボル)』です。
日台合同で生み出された本作は、第一期に留まらず既に漫画化や映画化も果たされる驀進ぶり!
2018年10月からは『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2』も放送され、ますます勢いは右肩上がり!
今回はそんな『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』の魅力を、布袋劇の沿革と併せて解説していきたいと思います。

※本記事にはネタバレが含まれております。あらかじめご了承ください。

布袋劇の歴史 ~大陸より伝ってきた文化~

布袋劇の発祥は今から遡る事十七世紀、中国は福建泉州で誕生したとされています。
その後発展するにつれ福建のみならず海を越えた台湾まで広がり、やがていくつかの流派が確立されるまで成長しました。

しかし文化大革命や規制緩和による海外娯楽文化流入など、他文化の例にもれず布袋劇も凋落の危機に。
存続そのものも危ぶまれる中、それでも関係者たちは臥薪嘗胆の思いで乗り越え、とうとう今日に至るまで布袋劇を守り抜くことが出来ました。
ちなみにサンボルの形式は霹靂布袋劇(ピーリープータイシー)と呼ばれる台湾独自のもの。
これは1980年代から始まったテレビ形式の布袋劇で、台湾においては専門チャンネルが確立される程の人気コンテンツです。

人形劇と侮るなかれ。台湾芸能の神髄ここにあり

さて、次はいよいよサンボルの魅力について語っていきたいと思います。

本作における最大の魅力、それは何といっても圧倒的な戦闘シーンです!
「たかが人形劇」と考える方もいるかもしれませんが、どっこいサンボルにおける戦闘シーンはまさに次元違い!
床だろうが壁だろうが関係なく、其処にあるもの全てを足場にして立ち回るアクロバットぶり!
およそ人形とは思えない程アグレッシブ&スピーディに動き回るのです。目にもとまらず、かつ要所要所で確かなインパクトを刻む立ち回りは、生身の人間によるアクションにも決して劣らないと言えるでしょう。

互いの秘奥・秘術を尽くして繰り広げる死闘の数々。これを抜きにサンボルを語る事は到底できません。

誰も彼も曲者ばかり。複雑怪奇な人間模様

そしてそんなサンボルを彩るのが、個性豊かな登場人物たち!

主人公である凜雪鴉(リンセツア)と殤不患(ショウフカン)の二人をはじめ、敵も味方も個性派揃いの面々だらけなのです。

奪われた宝物の一部を取り戻さんとするヒロイン。その旅路に同行する師弟コンビ。凜と因縁深い妖魔に殺し屋に、元凶たる逆賊の頭目…。
誰を挙げても一筋縄ではいかない面々ばかりで、伏線の仕込まれた物語をいっそう奥深いものに変えています。

また、念白(ねんぱく)という登場人物それぞれに割り振られた詩吟も本作における見所の一つ。
本場の口白師(日本で言う弁士)が台湾語で唄うそれらは、各々の信念や生き様を謳ったものであり、物語を見終えた後で振り返るとまた違った想いが生まれる事でしょう。

関連作品を借りる

これにて『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』の解説は終了です。いかがでしたでしょうか?
現在もDVDや漫画版などがDMMにて絶賛レンタル可能な本作。興味を抱けた方は、ぜひ一度レンタルしてみて下さい。

DVD

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東離劍遊紀

  • 貸出開始日:2016/09/07

CD

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東離劍遊紀
オリジナルサウンドトラック

  • 貸出開始日:2016/09/10

コミック

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